「親子はねやすめの活動報告」

「親子はねやすめの活動報告」

2024年7月12日卓話要旨

「親子はねやすめの活動報告」

 宮地 浩太会員

(NPO法人親子はねやすめ 代表理事)

 温かいご寄付を本年も頂戴を致しました。たいへん助かっておりますこと先に御礼を申し上げます。さて、卓話にお招きいただきましたのは7月12日(金)、そして現在8月26日を超えたところですが、その間に2つのイベントを実施致しましたので、ご報告を兼ねてこの週報に掲載をさせていただきます。

 第14回 親子レスパイト旅行】(実績:13回38家族166名)医療的ケアの必要なお子さん、またとても重い病気のあるお子さんのいるご家族を対象に、日頃の介護から解放しゆったりとした時間、楽しい時間を過ごして頂く1泊2日の旅行会です。複数家族をご案内し、孤立・疲弊しやすいご家族に情報交換もできるようにしています。

 夏休みが始まり、まさに夏本番の7月26日から28日 長野県東筑摩郡筑北村、「西条温泉とくら」にて実施して参りました。4家族16名に医療関係者16名、東京から、そして筑北村のボランティアさん30名以上でご家族を包み込み、楽しくゆったりと過ごして頂きました。旅先の筑北村では、初日の昼食てんぷら流しそうめん・夕食後の野外居酒屋の開催・2日目の朝食・昼食・ご家族でのそば打ち体験と実食を担当してくださる「筑北ファンクラブ」と「ちくほくの谷 つぎびと」の皆々様、毎年手作り料理を拵えて下さいます食生活改善推進協議会のお母様方。たくさんの村の方々が歓迎してくれます。そして医療的ケアの必要なお子さんの入浴にご協力頂いております筑北社会福祉協議会様、温泉水での機械入浴で子どもたちのお肌はツルッツル、お子さんの笑顔・ゆったりとした表情をみて親御さんも癒されているように見えます。宿泊先であります西条温泉とくら、毎年たいへんなお気遣いに感謝しております。 毎年この時期、子どもたちの合宿で一杯になる施設ですが、全館貸し切りで迎え入れてくださいます。温かい気持ちとまなざし、そしておもてなしに浸るご家族の心とからだのゆとりは、医療的ケアの必要なお子さんにもきっと届いていると思います。子どもたちの表情が、それを教えてくれています。東京神田ロータリーの皆々様、継続的なご支援に感謝申し上げます。

 【第19回 きょうだい児キャンプ】(実績:のべ参加人数147名)親御さんの対象児に対する介護する時間が私たちの想像を超えて多く、きょうだいの相手をしてあげたくてもできないご家庭がとても多いです。そんなお子さんたちに子どもらしくたっぷり遊び、たくさん食べて、友達を一人でも多く作る機会を提供しています。

きょうだい向け夏休み企画、野田市清水公園にてBBQ &花火の1泊2日お泊まり会。子ども5歳〜17歳の17名と親御さん6名。学生ボランティア6名を含むボランティア10名合計33名で、8月17~18日実施致しました。台風の影響があり実施メニューを絞っての開催でしたが、とても濃い時間を過ごせたと思います。その理由はいくつかあるのですが、先ずは、招いた子どものうち中高生はボランティアとして活動をするというもの。その子たちは、事前準備含め休日もこの日に向けて動いてくれており、団体としては初めてのこと。どのようにして楽しい時間にしていくかを十二分に会話してきたと報告を受けていました。その成果が出ていたと感じる時間でした。また、学生ボランティアさん6名と社会人ボランティアさんの動きは全体をカバーする、打合せにない隙間を埋めるような動きをして下さいました。指示なくとも、足りないところを進んでこなして下さいましたこと感謝しております。きっと、このきょうだい向けイベントは大きく膨らませることのできる分野。子どもたちと、ボランティアさんたちと笑顔いっぱい生み出すイベントに育ってくれるよう努力して参ります。

 日頃よりご支援賜りますみなさまのおかげで、親子はねやすめは法人設立10周年。これからも益々たくさんのご家族の笑顔を生み出したい、引き続きご支援賜れますようお願い申し上げます